愛知中高同窓会

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会長挨拶

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<西村同窓会会長>

心に響く言葉

同窓会会員の皆様におかれましては、益々ご健勝にてご活躍のこととお慶び申し上げます。日頃は、同窓会の発展のために、多大なご支援、ご協力を賜り心から感謝し、お礼を申し上げます。

ところで最近におけるコミュニケーションは、インターネットやスマートフォンによりツイッターやメールによる意思表示がなされ、直接対面での会話が少なくなってきており、若い人の中にはメールにのめり込み会話を殆どしない人も見受けられるやに聞いております。対面しないことから、無責任な意思表示となり、中には弱者(よわいもの)苛(いじ)めや誹謗(ひぼう)中傷(ちゅうしょう)等による人権侵害など社会問題も生じております。

私達は普段言葉をコミュニケーションの手段として用い、生活や仕事を行っております。言葉はコミュニケーションを図るうえで欠くことのできない伝達作用であります。

言葉は魔物であると言われますが、自分の口から出た何気ない一言で相手が激怒する場合がしばしば見受けられます。人は感情の動物だといわれますが、言った本人に悪意がなくても、受取る人の神経を逆(さか)なでしてしまうことがあります。「そんな意味で言ったのではない」と弁解しても始まりません。もし相手がむしゃくしゃしているときであれば、普段は気に留めないような言葉であっても悪く受取られてしまいます。これを避けるためには、どの様な場合でも、心の込(こも)った言葉、包容力のある言葉を発することが求められます。その根底には感謝の心を持ち続けることによる感謝に裏打ちされた言葉でなければならないと思います。

感謝の原点は生命にあります。生命は両親から誕生し育まれて成人となり、その人生はその人の取組みに掛(かか)っており、幸せな人生となるか不幸な人生になるかに分かれます。幸せな人生を過ごすには、常に感謝の気持を持ち続け感謝の心を持って物事に対応することではないでしょうか。

朝 目を覚まし、人と会い仕事をし 夜眠るという日常の生活を当たり前と思って過ごしておりますが、果たして当たり前のこととして見過ごしてよいのでしょうか。当たり前と思われるようなことがもっとも重視すべきことであるにも係わらず当たり前のこととして毎日を無意識に過ごしています。この当たり前と思っていることの一つ一つに感謝の心を持たなければならないと思います。そのためには、常に周囲の変化に対し「気づき 気を利かし 気に留める」ことが必要だと思います。

このことが最も顕著に表われるのが、言葉遣(づか)い、会話ではないでしょうか。言葉が感謝に満ち溢れているか、感謝の気持を持って応待しているかによって、信頼が得られるか否かを左右すると思います。どのような状態であっても心の込(こも)った言葉を使い包容力のある言葉を使うことが必要で「言葉は心の使い」といわれております。

言葉は心を表現するものではないでしょうか。常に相手の立場に立って話し、接することが大切だと思います。話をするということは、心と心が連なることであり、お互いの感情が接することでもあります。

また言葉を使うことは、他人に対してのみの問題だけでなく、自分自身についても同じことがいえると思います。「やればできる、がんばろう」と自分を奮(ふる)い立たせることもできれば「自分はもう駄目だ」と自らに烙印を押してやる気を失くさない場合もあります。

言葉というものは、恐ろしい働きをもっております。だからこそ言葉は「ことだま」を縮めたものといわれるゆえんであります。言葉は人の心を変えたり、酔わせたりしますし、自分自身を変えることもできます。そのためにも常に感謝する気持を持ち続け現在置かれている状況や立場というものは自分だけの力によるものでなく、多くの知人や友人、周りの人目に見えない存在のおかげと感謝する心を持ち感謝の気持を込めて言葉をかわすことが大切だと思います。これが相手の心に響く思いやりの言葉となって伝わるものと思います。

私がこのような気持を抱くのは我が母校の建学の精神であります「報恩感謝」の教えを忘れず良好な関係を保つことのできる心に響く言葉を使うよう努めてまいりたいと思っております。

同窓会の皆様におかれましても感謝の絆で結ばれた素晴らしい同窓会をより一層進展させるため、引続きご支援ご協力を賜りますようお願い申しあげます。

愛知中・高等学校同窓会 平成29年度発行会報紙より